ウイルスが宿主に感染するたびに戦闘が始まる。 たとえば、インフルエンザはわずか三、四日で感染を確立するので、その後はその宿主が死ぬ(幸い、まれであるが)か、または感染を抑えてそのウイルスを取り除いてしまうかのどちらかである。
その間にウイルスはできるだけ多くの細胞に感染して、できるだけ速く増殖しなければならない。 感染した細胞が宿主の免疫系によって破壊されるまえに、ウイルスの子孫が存在していなければならない。
この対決の結果がどうであれ、遅かれ早かれウイルスはよそに移らなければならない。 ウイルスの多くは細胞の外に出ると、一日か二日しか生きられず、乾燥して活性を失う。
そのためひとつの宿主から放出されたあと、彼らは別の宿主を見つけてそれにすばやく侵入し、切れ目のない感染の鎖を維持して長期の生存を確かなものにしなければならない。 自己の粒子が完全に不活性なため、ウイルスは自己の拡散に積極的に参加することができない。
彼らは外の世界に運を賭け、気流にのって漂流し、液体中を浮遊し、食物のなかに潜伏しなければならない。 子供のころ、私たちのほとんどは、無害とはいえ目障りないぼ(流)が手にあり、痛いたこ(餅砥)もっていたものである。
乳頭腫ウイルスがここでの犯人である。 このウイルスは小さな切り傷を通して私たちの皮層に侵入し、発達中の皮層細胞に感染する。
このウイルスは、自己の増殖のために、感染した細胞に刺激を与えて、周囲の正常な皮層細胞よりも速く成長させる。 このため、余分の細胞が押し上げられて、よく知られているような小さなカリフラワー状の塊のいぼになり、そしてこのいぼがさらに多くのウイルスを吐き出す。
あとは他人にうつって感染サイクルを完了するが、それにはただ握手するだけで十分なのである。 単純疱疹ウイルスもまた皮層細胞に感染し、そこを膨張させて破裂させることによって大量の新しいウイルスを放出し、同時に小さな水庖の痛い発疹を引き起こす。
顔では、ふつう唇に近い部分にこのウイルスが単純疱疹を引き起こす。
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